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HOME > コラム集トップ > 雇用のミスマッチとエンジニア
雇用のミスマッチとエンジニア<転職ノウハウ集人材紹介CRCがお送りするエンジニアのための転職ノウハウ集です。--------- 2006年4月6日発行(vol.030c) ◆雇用のミスマッチとエンジニア前回は「面接対策について」でした。 今回は「雇用のミスマッチとエンジニア」と題して最近の雇用統計からエンジニ アが考えて欲しいことを挙げてみました。 総務省が3月31日に発表した2月の完全失業率は1998年以来の4.1%まで下がり、 雇用の需給バランスが改善しているとのことです。また厚生労働省が発表した 2月の有効求人倍率は1.04倍で前月比0.01ポイント上昇し、1倍を上回るのは3カ月 連続だそうです。それだけ景気も回復してきている証でしょう。 一方で完全失業率は需要不足失業率とミスマッチ失業率に分かられますが、殆ど (9割超)がミスマッチ失業率で4%前後で高止まりしているとのことです。 つまり失業率が少なくなっているといっても、それは需要不足失業率のほうで、 依然としてミスマッチのため転職出来ず放置されている方が多いということなの です。 このことは何を意味しているのでしょうか。数値の上からは転職したいと思って いる方を全員雇用できるほどの求人数がありながらミスマッチのために4%前後 の失業者が出ておりいずれ景気の足をひっぱりかねないということでしょう。 また2月の職種別有効求人倍率は専門技術職(エンジニア)は1.92倍と全国平均の 1.04倍を大きく上回り事務職は0.43倍、管理職が0.73倍で技術者不足は深刻です。 このためエンジニアの求人意欲は活発ですので、一見売り手市場のようですが、 中々いい人材が集まらないという声を聞きます。 したがって一人のエンジニアに課せられる仕事量が極端に多いため残業が多く 休む暇のないエンジニアを象徴しているのです。 小職がお会いするエンジニアの方全員が忙しくて休みの日しか会えない現実があ るのです。まさにエンジニアにとっては身体をすり減らす毎日を送っています。 このままでは会社には貢献したけれど体を壊し将来使い捨てにならぬかと心配 です。じっくり考える時間をとることも大きな課題です。 数年前ならこれから新入社員を迎えて中途採用をしばらく控える企業が続出した にもかかわらず依然として中途採用は熱心です。それだけいい人材が取れないと いう現実があるのでしょう。 どうしてこんなになってしまったかこの理由を自分なりに考えて見ますと二つの 側面があります。 一つは変化のスピードは速く以前のように自社で教育する余裕がないため、 即戦力を求めるあまり職種に完全マッチするほどの人材が中々探せない。 もう一つは社会的構造的変化が著しく新しい分野の求人が発生している。 ミスマッチが起こるのは当然です。 エンジニア以外ではもう待っていられないとばかりに多少のミスマッチはある ものの意欲や元気を買い自社で教育をするといった時代の変化も出ています。 これからは景気が更に持続すれば潜在力重視の息の長い雇用も期待できるかと思 われますが、今はエンジニアにとっては高度の技術力を求めていくのであれば 転職市場はそう甘くはないと思うべきでしょう。 更に現実の時間ばかりに追われる毎日を脱して、構造的変化を敏感に感じ取る 必要もあると思います。グローバル化の波にどう対応していくか今の会社を離れ て一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。 ご相談ご意見お待ちします。 Copyright(c)2005 Career Research Consulting Ltd. All Rights Reserved. |